iOS9で話題になっていたSafariのコンテンツブロック機能。その実力を簡単に調査してみました。
コンテンツブロックとは
iOS9にアップデートすれば、それだけでコンテンツブロック機能がつかえるようになると思っていたのですが、実際はそうではありません。
「iOS9ではSafariにコンテンツブロックの機能を持った拡張を入れることができるようになった」というのが正しい表現で、その拡張(アプリ)は 別途入手する必要があります 。また、アドブロックではなくコンテンツブロックというのも非常に重要なポイントです。広告をブロックするのではなく、拡張の指定したコンテンツを
ブロックする機能となります。
Crystal
有料(120円)にも関わらず既に10万ダウンロードされているらしいアプリです。
Googleの広告はほぼ100%非表示にしてくれますが、ブロックされないバナーもちらほら見受けられます。
(一応バナーが表示されるページを報告する機能はついています)
また、検証していてわかったのですが、GoogleAnalyticsもブロックしますし、一部ページではGoogleマップもブロックされました。
どちらかと言うと害のほうが大きかったため、普段はつかっていません。
1Blocker
https://itunes.apple.com/jp/app/1blocker-block-ads-tracking/id1025729002?mt=8&uo=4&at=10l16903
こちらは基本的には無料でつかえるアプリです。
こちらはブロックするコンテンツを選択することができることが特徴です。
- 広告
- トラッカー
- Twitterウィジェット
- Facebookウィジェット
- その他のシェアウィジェット
- カスタムウェブフォント
- Disqusコメント
- アダルトサイト
をブロックするかどうかが選択できます。(無料版だと同時に複数のコンテンツをブロックすることはできません)
コンテンツブロックについて手軽に検証するにはこちらのアプリのほうがおすすめです。
また、コンテンツブロックをブロックするJavaScriptコンテンツブロックブロックを導入しているページもいくつか発見しました。
Antiblock.org - Anti Adblock Script
こちらのJSライブラリ をページに読み込ませると、コンテンツブロックを設定しているかどうかが検知できるようになり、広告を非表示にしているユーザに対して画面を出し分けることが可能となります。
DEMO
さくっとソースを見たところ、読み込んだバナーのサイズを見たり、通信が成功しているかどうかを見て、コンテンツがブロックされているかどうか判断しているようです。
今後、こういうサイトも増えてくるかもしれません。