本エントリーは IoTLT Advent Calendar 2018 の18日目の記事です。
こんにちは。 @ki_230 です。
本日は「Mashup Awards 2018 でGoogle Homeにプレゼンテーションをしてもらった話」について書こうと思います。
Mashup Awardsとは
Mashup Awards (MA) とは、2006年にはじまった日本最大級の開発コンテスト。様々なデバイスやAPI、ハードウェア、技術をMashupし、さらに人や企業もMashupしながら、作品を生み出すことを楽しむ「ものづくりの祭典」です。
https://ma2018.we-are-ma.jp/ より引用
そう。日本最大級の開発コンテストなのです。
僕も昨年、今年と2年連続で参加させていただいております。
年や部門によってルールが違うと思うのですが、僕は今年、「タイマーの逆襲」という作品で、4分間のプレゼンテーション審査に参加させていただきました。
Google Homeにプレゼンテーションしてもらおうと思ったわけ
タイマーの逆襲のおもしろさを考えると「ふてぶてしいAI」という要素を外すことはできません。
どうしたらこのふてぶてしさを余すこと無く伝えることができるのだろうか。と考えに考えた結果、「AIにふてぶてしくプレゼンしてもらう」というアイデアにいきつきました。
😀「オーケーグーグル、タイマーの逆襲のプレゼンにつないで」
👇
🤖「しかたないですね。愚かな人間に代わって、私がプレゼンしましょう」
という流れにすれば、「ふてぶてしいAI」という要素を余すこと無く伝えることができるのではないかと。
仕様を確認する
そうと決まれば、Googleアシスタントでどの程度の長さのセリフを喋らせることができるか確認です。
ドキュメント によると640文字まで喋らせることができるようなので、原稿をつくったら640文字で区切り、止まるたびに「続けて」と呼びかけてやればよいでしょう。
実装する
実際にGoogle Homeに喋らせながらイントネーションを確認しながら進める覚悟を持って実装に入ったのですが、Actions on Googleには シミュレーター が用意されており、イントネーションを確認しながら実装するのも全く苦になりませんでした。
本当は自動でプレゼン資料のページ送りまで実装するところまでやろうと思ったのですが、ひとつ不安なことがあったのでやめました。
オフライン版を実装する
前述の不安なこと、それは会場の電波状況です。
このままプレゼンに臨むと会場でインターネットに繋がらなくなってしまった際に、なにもできなくなってしまいます。
以前、IoTのプレゼンを行った際に、リハーサルではうまくいったのですが、本番時にお客さんがはいると、混線し、インターネットに全くつながらなくなってしまったことがあったので、今回は念の為オフライン版を用意することにしました。
オフライン版はキーノートに音声を埋め込み、ページが進むたびに一言しゃべるという仕様でつくりました。
Actions on Googleの シミュレーター にはmp3のダウンロード機能も付いているため、原稿をmp3化するのも大した手間ではありませんでした。
まとめ
いかがでしょう。実際にやってみて思ったんですが、
・Google Homeに任せると間を取るのが難しい
・間を取るのが難しいとなると、笑いどころをを示すためにTV番組のようなテロップを入れてもよかったかもしれない
と思いました。
また、
・Google Homeに任せたことが原因ではないが資料の構成がわかりにくい
・具体的には、「アプリをつくりました」 👉 「3Dプリンタでボディもつくりました」という流れにするべきだった
・いきなり「アプリとボディをつくりました」としてしまったからわかりにくい構成になってしまった
という反省もあります。
「タイマーの逆襲」はGoogleアシスタント版、Alexa版、LINE Clova向けに公開してますので、是非試してみてください。
※ LINE Clova版のみ「AIの逆襲」というタイトルで公開してます。