前回 、 前々回 はタグを使って文章に意味を与えていきました。
今回はstyle属性を使って、文章の見た目を調整していきたいと思います。
style属性とは
タグの見た目を調整する為の属性です。
以前、「」が台詞を表すタグのようなものという話をしましたが、個人的にはstyle属性は台詞のイントネーションを調整する書き込みのようなものだと思っています。
例えば、
シーン 38 『雄山、ハンバーガーを食べる』 雄山 「全くアメリカ人好みの浅ましい食べ物だ...」 雄山 「見ろ手が汚れてしまった!2度とこんなものを出すな!」
という文章を役者さんに渡すと、「」内の文章が台詞ということはわかるものの、
どんなイントネーションで読むかは役者さんの解釈にゆだねられます。
でも、
シーン 38 『雄山、ハンバーガーを食べる』 雄山 「全くアメリカ人好みの浅ましい食べ物だ...(呆れ気味に)」 雄山 「見ろ手が汚れてしまった!2度とこんなものを出すな!(照れ隠し)」
と、書いておけばある程度はイントネーションをコントロールできる訳です。
style属性の書き方
style属性は、
プロパティ: 値;
というように記述します。
なので、もし先ほどの台本をhtml風に表すなら、
<!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="UTF-8" /> <tilte>シーン 38 『雄山、ハンバーガーを食べる』</title> </head> <body> </body> <serif style="emotion: akiregimi;">全くアメリカ人好みの浅ましい食べ物だ...</serif> <serif style="emotion: terekakushi;">見ろ手が汚れてしまった!2度とこんなものを出すな!</serif> </html>
※ 当然ですが実際のhtmlにセリフを表すserifタグはありません。
※ また、当然ですが実際のstyle属性には感情を表すemotionプロパティはありません。
いかがでしょう。
こんな感じの台本を渡すと、いい感じのイントネーションで読んでくれる役者さんもいるかもしれません。(いないと思いますが)
さてさて、今回はstyle属性のイメージを説明するにとどまりますが、
次回 は実際のHTMLでつかえるstyle属性のプロパティをつかって見た目を整えていきたいと思います。