つくったもの
心をこめて日本の現在時刻を教えてくれるAlexaスキル、『日本時計』を公開しました。心をこめすぎて、現在時刻がわかるまでに30秒ぐらい掛かってしまう台無しさを実装。#台無しプロダクト
— 君塚史高 (@ki_230) 2018年7月31日
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「日本時計でいまの時間を教えて」という感じのリクエストに応えてくれるスキルをつくりました。
ただし、クッション言葉をはさみまくりなので時間がなかなかわかりません。
一応、「日本時計でいまの時間を急いで教えて」という感じでリクエストをすると、急いで教えてくれます。
コンセプト
大きく3つあります。
1. タイマーの逆襲2にあたるものをつくりたかった
以前、逆にスマートスピーカー側から「時間になったら教えて」という感じのリクエストを受けるスキルをつくったのですが、
続編をずーっと考えてました。
「天気予報の逆襲」とか「乗換案内の逆襲」という単純な横展開パターンも考えたのですが、
まったく同じコンセプトのものを2回つくるのもテンションが上がらないので、
前回が「無礼」なら、今回は「丁寧」だ。と思いました。
2. 毎日ビジネスメールを書いていて無駄な文章が多いなーと思っていた
日本語のビジネスメールと英語のビジネスメールを比較する機会があったんですが、
日本のビジネスメール長すぎですよね。
きっと社会人の共感を呼べるであろうと思い、テーマとしておもしろいかなと思いました。
3. VUIの特性を活かしたかった
VUIはながら作業に最適な一方で、タイムベースドという弱点があります。
つまり、GUIよりも情報の取得に時間がかかるんですね。
それを逆手に取るようなコンテンツってなんだろうなーと常々考えていました。
以上の3点から、
「時間を知りたいだけなのに、とにかく丁寧に長いセリフで返答される」
という体験をつくるとおもしろいんじゃないかなと思って、さささっとつくってみました。
一番悩んだのはタイトルとアイコンで、
「丁寧な時計」
「日本の時計」
「ビジネス時計」
「時計の報告」
「時計の謙遜」
などなどいくつか案はあり、
「丁寧な時計」がわかりやすいかなーとも思ったのですが、
今回は、
・タイトルでネタバレさせない
・デフォルトの時計っぽい名前にする
ということに重きをおいて、「日本時計」にしてみました。
一応、「にほんどけい」「にほんとけい」「にっぽんどけい」「にっぽんとけい」という4パターンで呼び出せるかテストして、
通らなかったら「丁寧な時計」にしようと思っていたのですが、無事にすべて呼び出せました。こういうところが地味にすごいですね。Alexa。
ただ、「丁寧な時計」のほうがわかりやすかったなーという反省もあります。
アイコンに関しては、
一応、前回のアイコンを踏襲しつつ、日の丸をイメージしてます。が。伝わらないですね。