この記事 を読んで思い出したので書いておきます。
http://wired.jp/2016/10/11/new-paint-microsoxt/
すこし前の話なんですが、 Tilt Brush を体験させていただいた時に感動しました
これは絶対に、ペンと紙では不可能な体験で、VRならではの体験だなと思いまして、この感動はどの程度のものなのかを考えはじめました。
Tilt Brushを「ペンと紙に対して1次元加えたデジタルコンテンツ」と捉えた時に、はじめてイラレをつかった時にレイヤーという機能に感動したときのことを思い出しましたが、今回の感動は明らかにそれを超えていました。
確かにレイヤー機能も紙(X軸、Y軸)に対してZ軸を加えたコンテンツといえるのですが、紙とペンでも頑張れば再現できるところがあるためと考えられます。
それに比べると Tilt Brush のZ軸には圧倒的な自由度がありました。
で、もうちょっと過去を思い出してみると、はじめてマイクロソフトペイントをつかったときの感動も、「ペンと紙に1次元加えたデジタルコンテンツ」に対する感動だと気づいたのです。
こういうふうに書くと、「あれ?マイクロソフトペイントに3D機能ってついてたっけ?」と思われそうですが、マイクロソフトペイントが加えた1軸はZ軸ではありません。T軸です。
当時小学生だった僕はアンドゥ・リドゥ機能に感動したのです。これは大げさに言えば時を進める、戻すという時間操作と捉えることができると思うのです。
アンドゥ機能、リドゥ機能をはじめて取り入れたツールが何なのかは知りませんが、僕はマイクロソフトペイントではじめて出会ったので、めっちゃ偉大に感じています。そう、ひよこがはじめてみたものを親と思うのと一緒です。
いまでは、ブラウザの進む・戻るも、エディタの取り消し、やりなおしも、Gitとかでのバージョン管理もあたりまえのようにつかっているため、デジタルコンテンツの時間操作に対しありがたみを感じることを忘れていましたが、この記事 をみて、そんな思い出を思い出したので綴ってみました。