はじめに
かつては業務用の専用機器の一部がiPadとかSurfaceに置き換わっていっています。
例えば、よく行く回転寿司屋はメニューがiPadになってますし、おいしいアップルパイ屋さん「RINGO」のレジはiPad(一部店舗だけかもしれませんが)ですし、サイゼリアの注文端末はiPod touchをつかっています。
業務用のシステムをつくるという依頼に対して、iPadかSurface用にアプリケーションをつくればOKなんで良い時代になりましたね。
その際、上記例でいうと、「レジ」や「注文端末」であれば操作するユーザーがお店側の人なのでアプリをつくるだけで良いのですが、
デジタルメニューみたいなものをつくるとなると、操作するユーザーがお客さんということになるので、
「他のアプリケーション(メールとかブラウザとか)に触れないようにしておいて欲しい」というリクエストを受けるときがあります。
iOSでは「アクセスガイド」をつかえばOKなことを知っていたのですが、Surfaceでの対応方法を知らなかったので調べた結果をまとめようと思います。
やりたいこと
iPadは物理ボタンやコントロールセンターの呼び出しジェスチャーなどの無効化を、Surfaceは端からスワイプしたときのアプリ一覧表示の無効化をしたい。
はじめは検索ワードも思い浮かばずに、
- 「サーフェイス ジェスチャー 禁止」
- 「サーフェイス アクセスガイド」
- 「サーフェイス 端からスワイプ 無効」
- 「window10 スワイプ 禁止」
とかで検索していました。
が。
どうやら、キオスクモードという言葉があるようです。
PCなどの機能を限定して、Webページの閲覧だけしかできないように制限したモードのこと。「KIOSK」とは、フランス語で「(駅や広場にある)売店」という意味。道路や店、展示物の案内などに置かれている、一般ユーザー向けの情報表示用の端末のことをKIOSK端末という。KIOSKモードとは、このような用途に利用される、Webブラウザの利用方法の1つ。
http://www.atmarkit.co.jp/icd/root/51/17448351.html より引用
説明の中ではWebブラウザの利用方法として紹介されていますが、転じて1つのアプリケーションのみを使用できるようにすることもキオスクモードというみたいですね。
(あと、キオスクってフランス語だったんですね)
なので、
「 iPad キオスクモード 」とか「 Surface キオスクモード 」とかで検索すると、今回やりたいことの情報がわんさかでてきます。
iPadをキオスクモードにする(アクセスガイド)
- 「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「アクセスガイド」の順にタップし、アクセスガイドを設定
- 使いたいアプリを開く
- ホームボタンをトリプルクリック
- セッションの設定を調整してから「開始」をタップ
これで1つのアプリしか使用できくなります。
物理ボタンすら効きません。
Surfaceをキオスクモードにする(割り当てられたアクセス)
- アカウントの設定から「割り当てられたアクセスのセットアップ」を選択
- アカウント(管理者以外)と使用できるアプリを選択
- 再起動
これで1つのアプリしか使用できなくなります。
ただし、ストアアプリしか選択できません。
Surfaceをキオスクモードにする(Skip Metro Suite)
Skip Metro Suiteというフリーソフトを入れると、端からスワイプを向こうにすることができます。
- Skip Metoro Suiteをインストール
- Skip Metoro Suiteを起動して設定後、Save Settingsを押す
- 再起動
これで、端からスワイプしたときのアプリ一覧表示が無効になります。
なので結果的に1つのアプリしかつかえなくなります。
ちなみに端からスワイプすることをエッジスワイプというみたいです。
なので、「Surface エッジスワイプ 無効」で検索すると、もっとスマートな方法が見つかるかもしれません。
今回は以上です。