いま 出展者 | Ogaki Mini Maker Faire 2018 に参戦すべく大垣に向かってます。
いまつくっているもの
世界一ミニマルなウェアラブルデバイス chibadge(チバッジ)をつくっています。
イメージスケッチ
こんな感じです。
千葉ロッテマリーンズの現在の得点が表示されるバッジを想定しています。
チバの様子がわかるバッジだからチバッジです。
バッジ仕様
最終的にはkonashiを搭載して、iPhoneから送られてきた数字をもとに7セグLEDを光らせようと思っています。
つまり、バッジ側にはiPhoneから送られてきた数字を表示する機能しかもたせず、マリーンズの得点情報の取得はiPhoneアプリに任せてしまうわけです。
ハッジにはView的な役割を、アプリがModel的な役割を担当してもらいます。
イメージスケッチにもこっそり左下のほうにiPhoneが描いてあります。
アプリ仕様
では、iPhoneアプリでマリーンズの得点情報をどのように取得するのか。
ふっふっふ。
実は、もう、その部分はできているのです。
世界一ミニマルな野球速報アプリ chibadge(チバッジ) がその部分を担当します。
現在のバージョンには当然konashiのフレームワークがはいっていないので改修は必要ですが、マリーンズが得点するとプッシュ通知が飛んでくるので、そのタイミングでバッジに得点数を送ればいいんじゃないかと思っています。
得点をアプリケーションバッジに表示する chibadge shiro 。
失点をアプリケーションバッジに表示する chibadge kuro 。
につづいて、
得点をバッジに表示する chibadge ao をつくろうと思っているのです。はっはっは。
ポケモンみたいですね。
なぜいま chibadge(チバッジ)なのか
昨今、ウェアラブルデバイスが盛り上がりを見せていますが、ストーンスローナーとしてそこに一石を投じたいとおもっています。
ウェアラブルデバイスを含め、我々は日々多くのデバイスを持ち歩き、多くの情報を提示させています。
しかし、どうでしょう。ほとんどすべてのデバイスは持ち主に対して情報を提示することを想定してつくられているのではないでしょうか。
他人に自分の情報を提示するためのデバイス自体が新しいわけではありません。
例えば、ブレーキランプや(デバイスではありませんが)初心者マークなんかは自分の状態を他人に提示するために使われています。
しかし、ウェアラブルデバイスやiPhoneアプリで自分の状態を相手に提示しようとすると、自分のデバイスでポストしたものを、相手のデバイスで表示するという形になっているものがほとんどではないでしょうか。
スカウターを例に例えると
以前、 スカウターが爆発するのは 実は仕様なのではないか と疑ったこともありますが、今回もスカウターの機能を例に昨今のウェアラブルデバイスを考えてみたいと思います。
スカウターは The ユーザーの為に情報を提示するデバイスだと思います。
ノギスとかスピードガンと同じで値を測定して表示する測定器のウェアラブル版といっても差し支えないでしょう。
しかし、昨今世にでているウェアラブルデバイスでウェアラブル測定機的な働きをしているものは、そのほとんどがユーザー自身を測定しています。歩数とか活動量とか睡眠具合とか。
例えば、スカウター的な感じで、目の前にいる相手の月収を表示するデバイスをつくろうとすると、手段として測定よりも検索のほうがしっくりきます。
デバイスは目の前の相手の認識を行い、データベースに問い合わせて情報を表示する。こんなフローが自然じゃないでしょうか。
しかし、この仕様で目の前にいる人の月収を表示するためには、検索されるユーザー(もしくは検索されるユーザーの所属する会社)がユーザーの月収をデータベースに登録して置かなければなりません。どうでしょう。僕のイメージでは計測される側はわざわざ登録しないですし、なにかしらインセンティブをつけて登録させたとしても非公開設定にする気がします。
つまり検索型の情報提示を行う場合は、結局検索対象が公開設定にした情報の取得しかできないような気がするのです。しかもそれを見るのにはデバイスが必要となると、なんだかとても回り道をしているような気がします。それならいっそのことみんなが公開したい情報を提示するデバイスを持ち歩けばいいんじゃないかなと。
スカウターの例だと、フリーザの戦闘力を知りたいユーザーがスカウターで計測するのではなく、フリーザさん側に「私の戦闘力は58万です。」と書いてあるTシャツを着てもらうみたいなイメージです。そうすればスカウターというデバイスがなくてもフリーザの戦闘力をみんなが知ることができます。ブレーキランプとか初心者マークと同じ考え方ですね。
チバッジに話を戻すと
そう考えると、チバッジが非常にユニークなデバイスに見えてこないでしょうか。
どうですか?
みえてきませんか?
みえてきませんね!
iPhoneで取得した情報を自分が見るためではなく、相手に見せるためのデバイスというのは、なかなか類を見ないアプローチだと思います。(需要がないだけかもしれませんが)
チバッジはそんな革新的なデバイスを目指しているのです!
と、長々書きましたが、これは後付けの理由で、単純に自分、マリーンズが好きなんで多くの人にマリーンズの情報を知ってももらいたくて制作をスタートしました。はい。別にかっこいい理由があるわけじゃないんです。
今回の Ogaki Mini Maker Faire では、
「マリーンズのスコアをウェアラブルデバイスに表示して他人に見せる」
という体験を検証するためのダーティープロトタイプを展示したいと思います。
いまからものすごく頑張ればkonashiで実装できるかもしれませんが、最初のプロトタイプなので別のアプローチになる可能性が高いです。
今日はマリーンズのユニフォームを着ていますので、興味のある方はお気軽にお声がけください。
よろしくお願いします。